VC-25、言わずと知れた、アメリカ大統領専用機です。
その構成を見ると航空工学とはなんぞやという気分にさせられます。
・CF6-80C2B1Fを装備し、外観とは異なり-400に似ている
・だが航空機関士と航空士がクルーとして乗務している
・部分的にグラスコックピット
確かに-400の製造過渡期というのもありますが、
アメリカ政府としては(当時)
・グラスコックピットは信用できない
・双発も信用できない
と言っているも同然です。
我らが大統領のため出あれば、これでもかとやる姿勢です。
一般人の乗る機材は、
・燃費の良いことが前提
・グラスコックピットはおろか、HUDも装備
・もちろん双発
です。
確かに、採算を完全に度外視するのはいただけませんが、
安全性に対してこちらの要人には、これだけ装備
死んでもいいような一般人と言わんばかりの装備
と格差をつけられると、
FAAやNTSBが考える安全性とは何でしょうと
聞いてみたくなります。
あくまで邪推ですが。