安全体制

事故。

起きてしまった後に、あ!これか!と気がつくものです。


日本航空の元機長、小林宏之さんが
意見を述べた文面として
2年ほど前、以下の文書を読んだことがありました。

http://www.jnes.go.jp/content/000010404.pdf

小林宏之さんは日本航空のグレートキャプテンであり
湾岸危機の救援機や争乱状態のサイゴン上空を飛んでみたりと、
日航屈指のキャプテンでした。

実はこの文章、原子力安全基盤機構の文章です。

その題目はヒューマンファクタによるもの。

今回地震・天災によるもの
特にM9.0と巨大な想像を遙かに超えるエネルギーの地震により
もたらされた事故ですが、
この文書の中で、
原発をその手で育てた第一世代の技術者たちが
定年を迎えつつあり
今後の安全運転に対して
いっそうの注意が必要であると
記載されていたと記憶しております。

今回の事故を教訓に
原発の現場がどうなっていくのか、
原発そのものが縮小するのかは原因の究明をまたなければなりませんが、
安全第一です。