勝ち組と負け組

勝ち組と負け組。
あまり好きではない言葉です。

1990年代後半、
自動車メーカは400万台クラブに入らなければ生き残れず、
調達の共通化を通してコスト削減をしなければ、
次なる世代の燃料電池の時代には生き残れないと
アナリストは言っていました。

そのアナリストの基準に乗らない企業は株式市場で売り込まれ、
資金調達に困るという循環。

実際にダイムラークライスラーが誕生し、
GM・フォードが各国の自動車メーカを傘下に収めました。

その後の結末はご存じの通りです。

実際にその流れで今のところ良いとされているのは
ルノー・日産ぐらいです。

400万台クラブという言葉はどこにも見当たらず、
燃料電池よりも電気自動車の時代が訪れようとしています。

時代の変遷とは難しいものです。

勝ち組。負け組。
それは何か。