なぞる

なぞる、ということ。


書道などでもやります。
お手本をなぞる。
上達の一歩です。


先を走るものがあるときは、
なぞると言うことは効果があります。


先を走るものを
どれだけ正確に追いかけることができるかで、
出来栄えが変わります。


さて、資格というものが
なぞると言うことの一端であることと考えます。


ある完成された(完成しつつある)内容を、
出題者の意図に向かって点を取る
というものです。


再度になりますが
追いかけるときはいいです。


追いかける能力が高いことは、
ある程度の実直性を示すので
それはそれでいいと思います。


しかし、世の中は見たことのないもの、
新しい分野など
なぞる行為ができることとは別次元のものがあります。


なぞることができる人を集め、
なぞる人で統率を図ると
類は友を呼びますので、
その集団全体が「なぞる集団」となり、
そのうち「硬直化」してきます。


やはりなぞらない人やなぞる人を混ぜ合わせることが
大事なのではないでしょうか。