人事指標の数値化

数値化。
統計処理。

昨今ビッグデータの利用が進み、
様々な統計処理が行われます。

消費動向や株式市況の予測など。
医療でもゲノム解析や新薬のデータ解析など
様々な分野で利用されます。

ここで、
「人事評価の数値化」
というお題目があります。

これは、
人事評価がある程度の「決まったモノサシ」で
見ることができ
大きな組織でも公平に評価が可能なのではないか?
という思いがあるでしょう。

ここにある疑問があります。

「決まったモノサシ」というのは、
すでに実施している内容がある程度定型化している、
つまり成熟しているという事が背景にあります。

「決まったモノサシ」だけで見ていると、
以前から触れているように
類は友を呼びますから固定的な観点で考える集団、
成熟した環境に対応する集団になります。

世の中は常に変化していますから、
「人事評価の数値化」という観点が
すでに弱体化の始まりという事がおわかりになるかと思われます。

要職に就く方がこれを声高に言い始めると、
かなり注意が必要です。