横たわる共依存

Aという人物とBという人物がいます。
Aの要請に基づいてBが行動を起こします。

Bの行動できる期間はAが決定します。

AとBとは対等とされますが、
Aはいつもぎりぎりに行動します。
Aは外的要因をできるだけ吸収することに懸命になっています。

Bの行動できる期間はAが決めていますので、
Bの行動できる期間は通常非常に短くなります。

このときBの中には
Aのいうことをカスタマととらえ、
顔面で受け止めて
歯を食いしばるのだという考えの方もおられます。

※医学的に正確な知識に基づいているわけではありません。
 正確な判断は最寄りの医師の方までお問い合わせください。


ここで、共依存を持ち出します。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B1%E4%BE%9D%E5%AD%98

Aが被共依存者、Bが共依存者という図式です。

Aの要望を満足しないといけない、
Bが懸命になって支え続けるという図式です。

Aを見捨てることはできない、
というのは共依存の項目でも見られる文言です。

Bはイネーブラとなっている訳です。

Aは短期的な視野で無計画にイネーブラであるBに要請し、
Bはよりアグレッシブにストレスフルに行動します。

そしてAの自律を妨げます。
いつまで経っても状態は悪く、
むしろ悪化する一方です。

あるときBとしてAの要請を顔面で受ける
私はAとは仲が良い珍しいタイプである
という趣旨のことをおっしゃった方をみていると、
こういった方が拝見できました。

行きずりの方と避妊をせずに性行為におよび、
後日恐くなって保健所にエイズ検査に行ったことがある
と告白なさったというものです。

依存症的傾向の中の「衝動性」が強く表れていることがわかります。

確かに労働時間が非常に長い方で、
ご自身の労働時間は無限だといってはばからず
仕事中毒の傾向もきわめて強く示されていました。

また別の方で
アルコール依存傾向があり
ギャンブル依存も示されている方で、
糖尿病などの内科的疾患も持っていらっしゃる方では、
AとBの共依存を念頭に
Aに対してBが強い態度を取ることに対して、
「Aのことが憎いのであろう」ととらえた方もおられます。


多重嗜癖とともに共依存を示されていると考えられます。


これは日本中で非常によく見かけます。

これでは忙しいだけでほとんど実になりません。


共依存状態の改善は
AとBとが直接向かい合って実施するものではありません。

必ず医師など第三者を介して行うものです。

また医師の介入を持ってしても難しいため、
AとBを直接接しないように
組み合わせを変える
一対一としないなど様々な形で羽交い締めにしないといけません。





日本中に幸せな方が増えることをお祈りします。