アメリカの禁酒法

先日ご紹介した
ミュージカル"CHICAGO".

このミュージカルはアメリカの禁酒法時代の様子を
表しています。

ここでWikipediaより。
アメリカ合衆国における禁酒法
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%90%88%E8%A1%86%E5%9B%BD%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E7%A6%81%E9%85%92%E6%B3%95


※医学的に正確な知識に基づいているわけではありません。
 正確な判断は最寄りの医師の方までお問い合わせください。


さて、先日放送された
NHK 新・映像の世紀
からの引用となりますが、
当時、アメリカ、特に五大湖周辺では自動車産業が発展し
移民の多くは巷の倍以上の給与がもらえる
自動車工場で働き、アメリカンドリームに酔うというのが、
大きな流れでした。

そして、倍以上の給与がもらえることから、
就業中や就業後、アルコールに浸るものが多かった、
それを良からぬことと考えた当時のアメリカの上流階級が
禁酒法制定に動いたと放送されていました。

ここから倍以上の給与が得られることから、
脳内報酬系に異常を来し、
依存する対象を求めてアルコール依存に至ったものと考えられます。

依存症 構造
http://blog.goo.ne.jp/a350-1000/e/6bb79d5d986b5b1f5c0c9fd5037614f2


この時代背景からすると
ミュージカル"CHICAGO"で、
殺人犯がもてはやされる時代背景も
なるほど、と思うわけです。

CHICAGO
http://blog.goo.ne.jp/a350-1000/e/ea9b3999f0be5e3098e8dc2d7bbf4e2b


そして、
依存 否認
http://blog.goo.ne.jp/a350-1000/e/c15b2765127775b1172cc71d3a8eb924

この中で、
http://www.dr-kumaki.net/about_pachinko_izonsho.html
にあるとおり、
依存症を引き起こす脳内報酬系そのもののをすぐに変えることができないため、
依存は許容するものの
"よりマイルドな依存"
に移行するように治療する、とあります。

無害な依存を形成するよう
治療せずに禁止するだけであると、
よりいっそうハードな依存にはまってしまう可能性があるわけです。

現代のタバコ依存もしかりで、
治療無しでタバコを禁止してしまうと
よりハードな依存(薬物など)に移行してしまうことが考えられます。

実際に仕事中毒とギャンブル依存等を併発された方は、
仕事をしていないと一日中パチンコをしてしまうので、
仕事をしていたいと発言することもあるようです。

それもアル・カポネなどのギャングの暗躍にもつながったと考えることができます。

マイルドな無害な依存に移行するというのが
現代において可能な手段と考えます。