のれん分け

最近こんな言葉を耳にしなくなりました。
のれん分け。

長年勤めてくださった職人さんや番頭さんに
同じ屋号の同業の店を別の場所で出すというもの。

そばやの「やぶそば」があちこちにあるのも
こののれん分けの影響です。

ふと考えました。
なぜのれん分けがなくなったんだろう。

ここでWikipediaから拝借。

チェーンストア(Wikipediaより)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A2

この中にのれん分けという単語が出てきます。

つまりのれん分けをせず、
チェーン店化している事実。

当たり前といえば当たり前。

なぜこれができるかといういうと、
輸送手段の発達と通信の発達。

信頼できる人物との関係性をのれん分けという独立ではなく
遠隔で管理ができチェーン店という形で、
展開していける時代になったためと考えられます。

明治の初め電話が初めて敷かれた頃、
電話なんかを使うより小僧を一人雇った方がよっぽどいい
と言われた時代がありました。

時代は変わる。