繰り返す

道具や機械は
何か決まったことを繰り返すために
ある形になります。

当たり前の話です。

ここで計算機に焦点を当てます。

その昔は石や木の切れ端を並べる。
そろばんができ、
機械式の計算機ができる。

いずれも繰り返すための「ある形」です。

そのうち真空管で回路を組み、
半導体ができるとトランジスタを使い、
まとめるとIC、
さらに集積度を上げるとLSIになります。

LSIに飽き足らず、
基本的な計算機構を備えたCPU(中央演算装置)とソフトウェアを利用して、
人の考えたことを繰り返すように作ります。

自動車のブレーキでも、
金属のレバーから空気圧に移って、
最近はペダルの動きを信号に変えてブレーキ本体に伝える
ブレーキ・バイ・ワイヤ。

繰り返す作業を実際のモノから
仮想化していく流れがあるものの、
その道具としてのあり方は大きくは変わっていません。

手段は変わる。