欲望の資本主義 2021

時間をおいて取り上げさせていただきますが、
まだ再放送がありますので記します。

2021年1月1日放送の
BS1スペシャ
欲望の資本主義 2021
https://www.nhk.jp/p/bs1sp/ts/YMKV7LM62W/episode/te/8M2M2KX29Z/

大変面白く拝見しました。

ここでもう少し視点を加えるともっと面白くなりそうだと
感じましたので記させていただきます。

※医学的に正確な知識に基づいているわけではありません。
 正確な判断は最寄りの医師の方までお問い合わせください。

経済学、人類学の巨人達が様々な意見を述べていらっしゃいますが、
学際的な範疇の専門分野、医学特に精神医学や経済物理学の観点も加えてることも
一つの答えと思われます。

つたない私見ですが。

まず、石油ショック後戦後経済の変調が起こり始めているという観点について、
第二次産業革命は石油を用いた産業を興した
産業革命であるわけです。

第一次産業革命
https://blog.goo.ne.jp/a350-1000/e/451a34fc3ff03b339ccc70271fd82652

その石油の供給に関して不安要素があると
経済が変調を起こすのは合点が行く話です。

そして禅資本主義といった言葉や
カジノといった言葉が扱われました。

禅の考え方は、本来無一物や日々是好日、この世に現れた自身の体自身が仮のもの
といったものは執着しない生き方です。

つまり本ブログで触れる病的な執着をする
依存症を表します。

以前本ブログで触れたカジノ資本主義の終焉を表すものであると考えます。

資本主義の終焉
https://blog.goo.ne.jp/a350-1000/e/ede30f67a14679a8a493cbccfa1cba68

番組終盤で、経済はその主体である人を考える必要があると
アナウンスが入りました。

もう一点、資本主義は福祉主体の資本主義に進むのか、
競争主体の資本主義に進むのかと行った議論がありました。

この世は複雑系ですので、
この複雑系である資本主義経済の一部には
競争第一の集合が、別の一部には福祉重視の資本主義が現れる
ととらえれば
還元主義的に資本主義とは?と一元的にとらえる必要もないかもしれません。

ベルリンのテレビ塔エンパイアステートビル
http://blog.goo.ne.jp/a350-1000/e/c95b988eb8f49c93e9126f2c3fe6a5ad

計画経済と自由主義経済
http://blog.goo.ne.jp/a350-1000/e/3bcb417da974decc8f617ca5cad09f6c

つまり複雑系である人間社会が、
変動していると考えればいいと思います。

そしてもう一点。情報革命が発生し無形資産が幅をきかせているとも。

つまりこの記述。
設備投資モデル
https://blog.goo.ne.jp/a350-1000/e/db0f8259aa465ed809669ddf97d3b78d

さらに貧富の差が拡大していることに関して。

NHKスペシャル マネー・ワールド ~資本主義の未来~ 第2集
https://blog.goo.ne.jp/a350-1000/e/5e8b40fee428b72095ad054ea299c18e

すぐに思い当たることとして
富の再配分を行うためにロボット税やデジタル課税を行う事も一手です。

第三次産業革命が起きつつあり社会の相転移を迎えようとしています。

資本主義の終焉ではなく、
複雑系である資本主義社会が産業革命を迎え
人々の精神病理も交え形を変えつつあると考えられます。

再放送やNHKオンデマンドでどうぞ。