越後屋呉服店といえば、
デパートの老舗である三越の前身です。
三越(Wikipediaより)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E8%B6%8A
富裕層のものだけであった呉服を
品質を確保しながら正札をベースに販売するところが
うけたとあります。
詰まるところデパートの品揃えが、
ある基準に沿っていて、
そこに行けば欲しい商品が信頼を置きながら
選んで買えるというところに価値があるわけです。
つまり百貨店のバイヤーの目利き力が
百貨店の売り上げの源泉となっている可能性があります。
さて、昨今百貨店は場所貸しになるのかという議論が
あちらこちらで聞かれます。
そして、ショッピングモールやGINZA SIX、アウトレットモールのような
複合施設がその幅を広げはじめています。
ここでバイヤーの目利き力は低下していないだろうと考えられるのですが、
インターネットやSNSの普及により、
バイヤーが伝達する力よりも強く
インターネット上で各ブランドのメッセージが伝わってしまうため、
相対的にバイヤーの力が弱くなっているように思われます。
詰まるところこの現象と近いと考えられます。
電通 Google
https://blog.goo.ne.jp/a350-1000/e/165f0eb8df18812498e7ab5190a65029
もちろん、バイヤーの存在意義は形を変えながら続いていくと思いますが、
今はちょうど転換期。
渋谷東急百貨店 本店の建て替えが決まりましたが、
世の中の変化に合わせて変わっていくかもしれませんね。
あくまでも私見ですが。