アパートとマンション

日本語でアパートというと賃貸の集合住宅、
マンションというと分譲の集合住宅ですが、
本来の英語の意味ではマンションは豪邸の意味で
日本語の示す集合住宅はいずれも
アパートです。

さて、アパートはいつ頃からあるのか。

アパート(Wikipediaより)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%88

この記事を参考にすると産業革命から程なくして
イギリスで発生し始めたとあり、
これは誰しもそうだろうなと思うところかと思われます。

蒸気機関ができ、装置の周りで労働力が必要となることが
当たり前のようによぎります。

蒸気機関車と映画
https://blog.goo.ne.jp/a350-1000/e/063957ab02edb380e8850b8d55452166

蒸気機関は高価であり、
その恩恵を直接受けられるのはその周辺に限られる現実があります。

つまりこの考え方に基づき
都市が形成されているわけです。

基本設計とその後の調整
https://blog.goo.ne.jp/a350-1000/e/0df12825c26d5e8e2369f639e2a9bbd7

蒸気機関という技術の基本概念がベースになっているわけです。

ここで昨今の産業革命であるIT革命の発端となったARPANETの考え方は、
分散化がベースです。

ARPANET(Wikipediaより)
https://ja.wikipedia.org/wiki/ARPANET

蒸気機関の発明と都市の形成を考えると、
分散化は発生しうるのではないかと考えます。

ヒートアイランド現象 part4
https://blog.goo.ne.jp/a350-1000/e/ef16a509e60ada0f723b2f758dc932d8

平成史 第6回 東京 超高層シティー 光と影 part2
https://blog.goo.ne.jp/a350-1000/e/e3470d663857c129b5a868c019032e43

この中で触れたクラウドシティについて、
岡田斗司夫さんがこの単語を使っていらっしゃることは当時存じ上げませんでしたが、
これは都市機能の仮想化・分散化と取ることも可能です。

もちろん人が直接会って会話することの意味は十分ありますが、
不動産価格の高騰、ヒートアイランド現象、ゲリラ雷雨など
問題が大きく広がっています。

超高層ビルの建設ラッシュは従来の集積して問題を解決する手法の延長線上にあり、
ここからも政権の思考停止が垣間見えます。