夕焼け小焼け

童謡 夕焼け小焼けは皆さんよくご存じかと思います。

時折見かけるのは防災無線で夕方になると
お子さんたちに帰宅を促す光景。

この歌は先日の100分 de 名著 金子みすゞ詩集の中でも
取り扱われていましたが、
大正デモクラシーの時代の自由な雰囲気の中で生まれました。

金子みすゞ詩集 ~ 100分 de 名著より
https://blog.goo.ne.jp/a350-1000/e/942c248603519023d70650769eef30d4

大正時代の光景を歌っています。

歌詞の中で「山のお寺の鐘が鳴る」とあります。

山のお寺の鐘は「時刻を知らせる」ために鳴ることはご存じの通り。
その昔時計は非常に高く、庶民では所有できないものであったことが容易に想像できます。

欧州では山のお寺の鐘ではなく、
時計台が作られました。

考えることは同じです。

時間だけでなく、高価なものは共有されるのはごく自然なことで、
戦後間もない頃の街頭テレビやラジオの黎明期ではラジオ塔といったものもありました。

ラジオ塔(Wikipediaより)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%82%AA%E5%A1%94

シェア part2
https://blog.goo.ne.jp/a350-1000/e/d3cd40ac02c209aabc7b24b094843f61

その昔は銭湯が数多く存在し、風呂もシェアしていました。

さて話を戻すと、時計は漏刻や日時計、柱時計を経て
懐中時計、腕時計、そしてコンピュータの中に時計が動き、
Apple Watchなどスマートウォッチも流行しています。

時を刻む機械が仮想化された現実を表しています。

繰り返す
https://blog.goo.ne.jp/a350-1000/e/f4cd48aed0f0b442be1932d84f1f576c

仮想化は身近な話かもしれません。