長距離国際線での安眠対策

長距離国際線での安眠対策。
酒や食事と機内エンターテイメントと楽しみにされている方も多いと思います。

私は、
機窓からの眺めを楽しむことにしています。

北米では、広く広がる太平洋が、
オセアニアでは、昇る朝日やグレートバリアリーフ

欧州航路では、
シベリアの海岸線が遠ざかるのを見、
シベリアの原野に点々と街が広がり、川が自然のままに蛇行し、
モスクワ・サンクトペテルブルグに近づくにつれ街の景色が広がります。

そしてストックホルム上空などを通り
周辺を飛行するA320などが見えるようになり
鉄分の含まれた赤いヨーロッパの大地に着陸。
行きは楽しめます。

帰りは夜間飛行です。
そのときの安眠対策は、、、、
ノイズキャンセリングヘッドホンを耳に入れ、
ヘッドホンの先に何もつながず、
ひたすら耳栓にします。

気がつくとシベリアの端、
機内の明かりが明るくなり朝食の準備が始まっています。
完全にぐっすりです。
単純な耳栓より遙かに静かです。

食事が終わった頃、
エンジン出力が若干上がり高度が新潟沖で上昇し、
日本側に管制が移ったことがキャビンからも分かることを実感し
帰国したことを感じます。