ネット犯罪

PCを乗っ取り犯罪予告など、
ネット犯罪の報道がなされています。


現実社会と同じことです。


海外で見ず知らずの人と仲良くなり、
日本にいる人に荷物を渡してほしいと言われ、
受け取った荷物が覚醒剤であったりするもの。


会社や学校の裏コミュニティを作り、
いじめを行うというもの。


徒党を組んでいじめたり、
トイレのいじめ落書きが場所を変えたようなイメージ。


公衆トイレに行くと、
090-XXXX-!!!!!はこんなに○○な人です。
などと書き込まれているのをみます。


人間には育った環境等に依存する性格や、
その人の置かれた背景、
持って生まれた気質、
やむにやまれぬ状況など、
多種多様な嘘・大げさ・紛らわしさ・犯罪など、
良いものも悪いものもあります。


人間なぜか画面で知り合うと
相手を善良な人間と誤認しやすい傾向も見受けられます。


洞察の範囲を出ませんが、
パーソナルスペースの問題も関与すると言われています。


本来人間は人と接するときに、
相手の体との距離感
雰囲気
目を合わせられるか
声色
語調
など五感をフルに働かせて
信じていいのか疑ってかかるべきなのかを
判断しています。


さてここで画面を通したやりとりを考えると、
画面は普段他人としゃべるときより
近い距離に相手の言葉があります。
画面の見える範囲に目があり、
ディスプレイを見ています。


疑ってかかる言葉が、
本来疑ってかかる時の相手との距離より
遙かに近いわけです。


そして検索などを通して、
自分に対する特別な情報が得られたという錯覚を受けます。


自分に向けた特別な「犯罪」である可能性もあるにもかかわらず、
すでに疑う心を失っています。


現実社会と同様もしくはそれ以上に
情報が正しいのか嘘なのかを見抜けるように
自己防衛が求められます。


インターネットは自己責任が基本の
アメリカ生まれのシステムです。


自分が別社会にいることを十分に認識したいと
自戒の念を込めて記します。