欧州航路の帰国便の軽い上昇

以前本ブログで欧州からの帰りの便が、
新潟は佐渡島沖で軽くエンジンのパワーが上がり、
日本側に管制が移ることを知ると
記しました。


これはどういうことかをご説明します。


Wikipediaの「フライトレベル」を参考として記します。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%83%99%E3%83%AB


この記述にあるとおり日本を含む西側諸国は、
基本的に高度の設定に「フィート」を使用します。


一方シベリア航路を設定するロシアは
メートル法」で高度を設定します。


すると日ロ間で高度のずれが生じます。


高度を下げるという答えもありますが、
長距離便の到着直前は機体の燃料がかなり減っており、
軽くなっています。


高度を上げれば空気の密度が低くなり、
空気抵抗の軽減など燃費が良くなる方向にふれます。


そこで日本側に管制が移るときに、
おおむね高度を上げるのです。