火山灰とターボファンエンジン

昨今火山の噴火の話題が出始めています。
桜島や伊豆諸島、富士山の噴火も想定されています。


火山灰と航空機。


これはかなり大きな影響を及ぼします。


英文で恐縮ですが火山灰の影響について。


http://en.wikipedia.org/wiki/Airbreathing_jet_engine#Volcanic_ash


実はターボファンエンジンのブレード、
つまりエンジン内部の羽には空気を通す穴が開いています。


中心部(軸)から空気を通して、
内部から表面に空気を出す空冷式です。


http://www.jal.com/ja/jiten/dict/p217.html

http://www.jal.com/ja/jiten/dict/g_page/g238_2.html


さて、火山灰には石英
つまりガラスや陶芸の釉薬(ゆうやく)と同じ成分が含まれます。


エンジンに火山灰を吸い込むと、
内部のブレードに傷がつくだけでなく、
この空冷用の穴を溶けた石英がふさいでしまい、
異常燃焼などの損傷に及びます。


現在の技術では火山灰は航空機にとって大敵です。