DC-10-30ER

昨今国際情勢が荒れ始め、
ロシアが領空を旧西側諸国に使用させない、
という判断を下しかねない状況です。

これは航空のプロの方や、
マニアの方には有名な話です。


欧州線がシベリアルートを取ることができるようになる前は、
アンカレッジ経由の「ポーラールート」を通っていました。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B8%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E7%A9%BA%E6%B8%AF#.E3.83.9D.E3.83.BC.E3.83.A9.E3.83.BC.E3.83.AB.E3.83.BC.E3.83.88.E3.81.AE.E8.A6.81.E8.A1.9D



このポーラールートを通らなかったのが
フィンランド航空のDC-10
DC-10-30ER
です。

747に比べてやや小ぶりなDC-10に
燃料タンクの増設・強力なエンジンの装備を行い、
シベリア上空を通らず
北極海周りで直接東京に乗り入れるという
答えに至ったようです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/DC-10_%28%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F%29#.E5.9F.BA.E6.9C.AC.E5.9E.8B.E3.83.BB.E6.B4.BE.E7.94.9F.E5.9E.8B

昔からフィンランド航空は
戦略的なようです。