ベルリンのアレクサンダープラッツにある
テレビ塔。
プラッツというのはドイツ語で「広場」という意味です。
このテレビ塔は旧東ドイツ側に存在します。
西側からバスに乗ってやってくると、
東側に入ったときから
街の面影が変わってきます。
なるほど東側とはそういうものか、
と考えさせてくれます。
実際にテレビ塔に上ってみると、
街に輪郭があることを感じさせられます。
旧東側と旧西側で建物の雰囲気に違いがあるのです。
東側は整然と区画が。
西側が雑然と。
ニューヨークのエンパイアステートビル。
こちらに上ってみると、
また感じるものがあります。
ベルリンで感じた雑然とした感じだけでなく、
その雑然とした感じのなかからも、
ミッドタウンならミッドタウンの、
ウォールストリートならウォールストリートの、
リトルイタリーならリトルイタリーの
それぞれの独自の秩序ができていることを
受け取るのです。
これが計画経済と自由主義の違いか、
と感じた時です。