論文不正

先日のクローズアップ現代の放送であつかわれた、
論文不正について。

http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3628.html

番組の中で日本学術振興会の浅島さんから
短期間で研究成果を求められる現状について、
お話しがありました。

研究成果に対して、
短期間に成果を求め
それに見合った研究助成金を提供している現実について
上手に機能していないのではないか
という内容でした。

それに対して講じている策は、
文部科学省からのガイドラインの強化
・e-learning
・上記から研究倫理観を醸成している
というものです。

ここで以前の本ブログの記述。

http://blog.goo.ne.jp/a350-1000/e/7ba92e4c07159c6e95f9fc660d28ed92

仮説を立てます。

短期的な研究成果のアウトプットと
大きな研究資金の提供は
脳内報酬系に影響が及び依存症的傾向を示していないか?
ということです。

企業でも見かけられますが、
事実とは異なる事前に用意したストーリーに従って
対策・施策を考えるというものです。

日本では
企業でも大学でも同じ現象が起こっています。

仮説 = 依存症的傾向が見られる
この仮説があっているのであれば、
ガイドラインを定めて倫理観をもとめて、
e-learningを行っても不正は行われるわけです。

すでに触れてきたように
脳内報酬系の「回路」が書き換わっているので、
計画性・理性が乏しくなり、自己中心性・衝動性が高まります。

これに対してできることは
このような不正な行為は報酬とは結びつかないことを
新たに脳の中の回路ができあがるように
仕向ける事と考えます。

日本の至る所で見られる問題です。