小粒化と仕事中毒

以前より依存症、
とりわけ仕事中毒に始まる多重嗜癖について
触れてきました。


ここでかつての記事。

http://blog.goo.ne.jp/a350-1000/e/04668b860174670deb4877ec02820888

この記事からリンクを張っているリクルートの記事をご覧頂くとわかりますが、
成果主義が導入されてから
短期的な成果で業績を把握することが多くなり、
それにつれて短期的な確実に成果の上がる業務のみに取り組み
それが管理職の小粒化と関係がある可能性が高いと
結論づけています。


成果主義 柔軟性
http://blog.goo.ne.jp/a350-1000/e/7ba92e4c07159c6e95f9fc660d28ed92


ここから長期的な視野でものを見ていくことができない、
計画性の欠如に見られる
仕事に対する嗜癖(仕事中毒)の傾向を
否定できなくなっていることが理解できます。

依存 - 日本人
http://blog.goo.ne.jp/a350-1000/e/7e3c00fe91e32adfa19f2f5112c1d6a0

上記URLにあるとおり日本人の依存症患者は3000万人。

そして自分たちは仕事中毒ではない、
たいしたことはなく自分たちはまだましという
「否認の病」の傾向を示します。

また周囲が自分で意味を咀嚼し、
理解・そしてその知識を昇華しきってから
自分たちの力で立ち上がるのを待ちきれず、
自ら動き回り助けてしまう「共依存」も示し始めます。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B1%E4%BE%9D%E5%AD%98#.E7.8F.BE.E8.B1.A1.E3.81.A8.E5.95.8F.E9.A1.8C.E7.82.B9

この共依存の項目にあるとおり、
さらにアグレッシブな人々や
ストレスフルな仕事に引きつけられるというものです。

長時間に渡りきわめて短期で仕上げるようなことに引きつけられるのも
理屈の上でわかります。

そして日本人が送り出す製品の品質も低下します。

社会の中核がこのような状態となっていれば
全体の結果はおしてしるべしです。

負けに不思議の負けなしとなるわけです。