水爆と核融合

北朝鮮による"水爆実験"と称する、
核実験がありました。

東アジアの緊張を高める行為です。

ニュース等で水爆とは何か、
という報道がたくさんありましたが、
水爆 = 核融合
原爆 = 核分裂(現代の原発と同じ原理)
です。

ここで核融合とはそもそもなんなのかと
思われる方も多いと思われます。

ここでいい資料。
どんなんかな 核融合
http://www.ile.osaka-u.ac.jp/project/ile-hp/Donnankana/donnankana.htm

大阪大学 レーザーエネルギー学研究センターによる
その昔のサイトです。

非常に簡単に説明されており、
当時の阪大の学生さんの説明のうまさが秀逸です。

水爆は、
このサイトで説明している、
慣性閉じ込め方式
にあたります。

阪大ではレーザー光を利用していますが、
実際の水爆では爆薬を使って、
反応する水素(重水素三重水素)を圧縮(爆縮)します。

阪大の研究は慣性閉じ込め方式の「平和利用」にあたります。
原爆の平和利用が原発であることと同じです。

この重水素三重水素(D-T反応といいます)反応にあたって、
放射線や莫大なエネルギーが出ます。

※このほかD-D反応と呼ばれる
 クリーンな反応を目指している研究者が多いのです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%B8%E8%9E%8D%E5%90%88%E5%8F%8D%E5%BF%9C#D-D.E5.8F.8D.E5.BF.9C

このD-T反応を瞬時にやってしまおうというのが"水爆"です。