昨今アリの生態について話題に上っています。
北大のサイト
http://costep.open-ed.hokudai.ac.jp/like_hokudai/contents/article/105/
働きアリの中には一定の割合で働かないアリがいるというもの。
働かないアリを巣から取り出すとまた働かないアリが現れる。
必ず交代要員を用意している。
これは生物の基本です。
ここで1990年代以降行われてきた
リストラと呼ばれる人員整理に目を向けると、
働かないアリを巣から取り除く作業を行ってしまったことがわかります。
繰り返される人員整理は巣全体を疲弊させる行為です。
本来
リストラ = リストラクチャリング
であり事業の再編成を意味しますが、
思考を停止した日本の産業界は
リストラ = 人員整理
という図式を生み出しました。
失われた20年の一端が垣間見えます。
本当に必要なのは人員を整理することではなく、
新しいことにチャレンジする気風、
これまでのやり方にとらわれない精神
かもしれません。