通関

カナダ北東部の島を出て、
モントリオール経由でアメリカの大都市へ向かおうとしたときのこと。

同じ航空会社を利用して
モントリオールで乗り換えます。

島からモントリオールは国内線。
モントリオールからアメリカの大都市へは国際線。

以前この国内・国際を交えた
乗り換えで荷物の扱いを間違え
大失敗したことがあることは以前に記しました。

自分の手で一旦荷物を取って
自分自身で通関する必要があるかどうかを
航空会社のチェックインカウンターで念のため確認したところ、
「その必要はない」
と一言。

その言葉を信じて
モントリオールアメリカ入国審査カウンターへ。

ここでカナダからアメリカに向かう場合は、
バンクーバートロントでも同じですが、
カナダの空港でアメリカへの入国審査が行われる仕組みになっています。

さてこの入国審査カウンターで
審査官がディスプレイを指さし、
この荷物はあなたの荷物?
荷物は○個?
これだけ?
と言っています。

これを解釈すると
アメリカ政府は荷物の写真をすべて取り、
ほぼ確実に荷物と乗客の照合ができることを
意味しています。

その上アメリカ入国時には
両手の指紋と顔写真を取ります。

いかに同時多発テロ以降
アメリカが神経質になっているか、
が分かります。