カメラのレンズキャップ

デジタル一眼レフを首からさげ、
旅行先で歩いていました。

歩いていたのは
スウェーデンの山奥Abiskoの
Kungsleden(クングス レーデン)という
トレッキングコースです。

日本人団体客に宿泊施設でお会いしましたが、
ツアーガイドさんから一言、
「私、僻地専門です」。

そういうジャンルもあるのね。
と同時に何気なく一人で僻地に来てしまっていました。

トレッキングコースを歩いていても
誰にも会いません。

雄大な自然を満喫していると
あるところで気がつきました。

レンズのキャップがない。。。

まだ旅程はながいのです。

もちろん宿泊施設の周辺にはなにもありません。
宿の予約もインターネットではなく
FAXとメールでやりとりしました。

ちょうどレンタカーを借りていたので
何日かの宿泊の後
チェックアウト後、峠を越えスウェーデンから
ノルウェー不凍港 ナルビークまで行ってみました。

この街スウェーデンで採掘された鉄鉱石を
ここまで持ってきて輸出するだけあって
少し街ができています。

街の方に、カメラ屋さんの位置を聞くと、
「こっち」と丁寧に教えてくださいました。

あった、カメラ屋さん。
レンズの直径を伝えると、
別のカメラメーカのロゴが入ったキャップならあると。

それも一興と思い、購入しました。

それ以来、そのレンズには別のメーカのキャップがついたままです。

旅の思い出です。