航空機と人間工学

航空機設計には人間工学が多用されることは
みなさまご存じと思われます。

ここでかつての記述。

ジャンボ・ジェットはどう飛ぶか―ボーイング747のメカニズムを楽しむ
https://blog.goo.ne.jp/a350-1000/e/f9fc64e2b0e1df472792c1f59cf71c88

アメリカン航空965便墜落事故
https://blog.goo.ne.jp/a350-1000/e/21560383ba90cc8c75bebfaf29e8052f

訓練されたパイロットでも緊急時間違いを起こし、
墜落事故に至る例も多々あり、
スイッチ類やレバーなどは、複数のアクションを要求するなど
格段の配慮がなされています。

ここで話が変わります。

119番と#7119の二つの緊急通報が多くの自治体で用意されています。

パイロットの事例でもありますが、
緊急時に焦った状態にあるときに電話を掛ける先が
複数あると自然と119番通報に偏っていくのは当然の話で、
冷静な判断ができるときによく考えてと呼びかけても
いざとなったときにはそうならないでしょうね。

一方で救急車の利用が多くなっており
不必要な搬送も多いことが呼びかけられています。

諸外国では、緊急通報時に医師が判断する事例や、
救急車の有料化も存在します。

ここで救急救命は「確定診断を目的とせずあくまで応急処置に徹する」という原則があります。

そしてもう一つ。

AIによる診断が発達し、出現確率の低い難病も特定できる事例が発生しはじめており、精神科以外はAIを活用できる可能性があるという事実。

この事実からすると119番通報の通話を音声認識しAIによる分析を行うことにより、
救急搬送の必要性の有無を対応者に助言できる可能性があります。

こういった方法もあるかもしれません。