ヒートアイランド現象 part3

ヒートアイランド現象に関するシリーズです。

前回の記述。
ヒートアイランド現象 part2
https://blog.goo.ne.jp/a350-1000/e/d1140e55740e810d00892ca40e78be6a

この中で脱原発について触れました。

そこで原発の定格出力。

日本の原子力発電所(Wikipediaより)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80

比較として次の内容。

日本の火力発電所一覧(Wikipediaより)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E7%81%AB%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80%E4%B8%80%E8%A6%A7

一見火力1基と原発1基で違いがなさそうに見えますが
火力には軸が複数ありまとめて出していることが分かりますが、
定格出力に着目すると
原発1基あたり火力1軸に比較して大変大きな出力となっております。

さて、火力も原子力も熱で蒸気を作り
その蒸気でタービンを回し発電しています。

ここから物理の世界になり、
敷居が高いとお感じになる方も多いかもしれませんが
蒸気タービンは熱機関です。

熱機関はその性質上エネルギー変換効率がどうしても40%程度が限界とされています。

生み出した熱の大半を捨てています。

さて、この文書の題名は「ヒートアイランド現象」です。

東京一極集中
https://blog.goo.ne.jp/a350-1000/e/5fae96beb5d138aef0d2a543523f8b1b

集積が進みすぎた
大きな電力消費地にエネルギーとしての電力を送り込むために、
大きな熱を発生する原発を「遠隔地」に必要としたわけです。

リモートオフィスや郊外型のオフィスを利用することにより
東京への集積を減らすことができます。

分散することにより
太陽光発電や家庭用・事業所用の燃料電池で発電ができます。

昨今の家庭用燃料電池
プロパンガスでも利用でき
震災当時は停電時に発電できなかったという制約も
なくなっております。

電気自動車の時代が近づいてきています。

東京という集積した都市が
原発にしがみついているように見えます。