スイス南部、
ドイツ語圏のツェルマットは
マッターホルンの麓の街です。
この街では環境汚染を防ぐため
通常の自動車の乗り入れは原則禁止、
街中では小型の電気自動車が走っています。
朝歩いていると
小型の電気自動車いっぱいに
できたてのパンを積んでおり
おそらくホテルへの朝食の納品と思われます。
こんなツェルマットへの鉄道が、
マッターホルン・ゴッダルド鉄道です。
マッターホルン・ゴッダルド鉄道(Wikipediaより)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%83%83%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%83%89%E9%89%84%E9%81%93
この鉄道に乗車したとき
車窓から撮った写真でふと気がつきました。
客車が同じ型の車両でそろっていない。
機関車が牽引する客車タイプの列車が多いヨーロッパでよく見られる光景ですが、
一編成の列車の中に不揃いな車両が連結されています。
ここでふと思い出しました。
昔東京の通勤電車もそうだったじゃないか、
と。
今は同じ色でそろっていますが、
昔は総武線各駅停車の黄色と中央線快速のオレンジが
混じった編成があったりしました。
現在の地方鉄道でも
混じっているものは時折見かけます。
もちろん同じ車両でそろえて、
一編成全体で制御をかけて効率化しようとしていることは
承知しています。
これが今の日本を表現しているように見えるのです。
「一律にそろえて効率化」
敢えて意見はもうしませんが、
日本人の思考回路が見え隠れします。
どう思うかはみなさま次第です。