嘉手納ラプコン

嘉手納ラプコンというものがあります。

ラプコン(RAPCON): Radar APproach CONtrol

着陸進入の管制に必要な装置です。

以前は米軍の嘉手納基地にあり
しばらく前に名目上日本側に返還されました。

この嘉手納ラプコン
那覇空港への着陸進入に利用されます。

日本人も少なからず縁のあるものです。

さてこの嘉手納ラプコンが故障した日に
羽田発那覇行きのJALの747に乗り合わせていました。

羽田の出発がしばらく遅れた後
沖縄本島上空で数時間上空待機を行っていました。

旋回を続ける機内に差し込む光が
次第に向きを変えることが繰り返されたことを記憶しています。

多くの機体がダイバートや出発地に引き返す中、
あるとき進路を直進方向にとり降下をはじめ、
5時間以上のフライトの後那覇に着陸できたことを記憶しています。

羽田からの出発遅れは搭載燃料を増やしていたんでしょうね。

香港に行くよりも遠い長い
国内線はあれが最初で最後です。

面白い経験に感謝です。